【関ジェネで使ったデッキレシピの解説】

またまたご要望を頂きましたので、愚見ですが書かせていただく事としました。
しかも期限付き|дﾟ)
デッキレシピと全体的な構想・コンセプトは2日前の記事をご覧ください。

＜以下主要なカードについて＞
＊イベルタルEX
当然ながら、このデッキのWアタッカーの１つです。お相手がバットナンス系（ゲンガー）、オーロット、雷以外の非EX110族が多い時などはギラティナでなくこちらで行きます。中打点を高速で出して、お相手に場を作る時間を与えません。
基本的にハチマキ込みの110点狙いで、W無色をガマゲロゲかギラティナかどちらかへ移動します。この判断は状況により考えます。
場合によってはイビルボール連打で一気に勝負をつける時もありますが、万一倒されてしまうと、場にエネがなくなってしまうので、本来のスタイルではありません。
110点出して後続へエネルギーを移動することが、このカードの一番の強みですね。

＊ギラティナEX
イベルタルと同じくこのデッキのWアタッカーの1つですが枚数から見てもお分かりのように、こちらの方がメイン色が強いかもしれません。しかしこの枚数の差は、Wドラゴンを貼れるのがこのポケモンしかいないからであって、ギラティナを使わない場合もあります。つまりそれだけイベルタルは強いという事になるんだと思います。
行進とライチュウを止めるためのカードであり、基本エネを1枚貼っているポケモンか、バット系から倒します。

＊ガマゲロゲEX
行進や進化デッキ、自分の盤面を作るまでの時間を稼ぎます。中盤に逃げの重いポケモンを引っ張って時間を稼いだり、用途は幅広いです。
今のガマゲロゲは打点を求めていません。あくまで相手の動きをロックし、こちらの特殊エネを守るためのもです。
この間にお相手の改造ハンマーをトラッシュに流すのが狙いです。基本的には逃げずに倒されるまで行きますが、AZで逃げる余裕があったなら、ほぼその対戦は勝てます。ただ、最近はこのカードがあまり刺さらなくなってきてるのも事実です。
サイド落ちが困るので2枚。

＊レジロック
秘密兵器ですね(^^♪
突然出てきて、ライボルトを2体倒したいです。
先に闘をどこかへ貼っておいて（ほとんどの場合ベンチのギラティナ）、
つけかえ、W無色、先輩と後輩、フラダリかサーチャーを握っていないと2体取れません。
子イベに犠牲になってもらうと一番おいしい。
M進化前でかけぬけるで2点のせられても2体取れません。
改造ハンマーに注意。ハンドにはW無色を握っておきたい。
お相手のベンチにシェイミが残っていればライボルト1体取るだけでもいいですけどね。
ちなみに、こいつにハチマキを貼るとシェイミも取れます。

＊シェイミEX
本当は使わずに戦いたい保険のようなカードですね。
しかし、Wドラゴン、W無色など容易に持ってこれないカードが多いので使わざるを得ないです。
しかし場に残していいのは1体だけ。2体場に残すと必ずサイドレースで負けます。
対闘戦ではルチャブルにハチマキスカイリターンします。これがタスキルチャブルへの回答かと思います。

＊イベルタル
このカードを使うときは大抵情勢が厳しい時か、初手に出てしまって入れ替えができないときです。中盤に挟んで、イベルタルEXにエネ加速して、たとえこのポケモンが倒されてもサイドを奇数にする目的もあります。
お相手ギルガルドやガマゲロゲが前の時にも使いたいカードです。

＊だいすきクラブ
全てたねポケモンなんで当然ながら何でも持ってこれます。
リソース管理が難しい特殊エネが多いこのデッキでは、簡単にプラターヌやハイパーボールを打てない時が多いです。そんな時のために、このカードやサナが必要と思います。

＊AZ
逃げの重いポケモンが多いこのデッキでは必須と思います。
シェイミを回収してもう1回セットアップ、ガマゲロゲの仕事が終わった時、傷ついたギラティナを撤収する時など用途が広いです。
特殊エネ保護の観点からは、クロケアとどちらにしようか非常に迷いましたが、事故で負けるの嫌だったので結局こっちに。

＊クセロシキ
改造ハンマーではなくてこのカードを採用した目的はいくつもあります。
自分に貼られたノイザーを剥がす。
相手のタスキ・ソウルリンクを剥がす。
相手の特殊エネを剥がす。
改造ハンマーは相手がグッズロックしている場合は使えないし、対ライボルトに弱くなるので不採用としました。
改造ハンマーは入れるなら3枚必要だと思うし、このデッキの場合は枠を取り過ぎるのが嫌だったのも理由の一つです。

＊オカルトマニア
ギルガルド、カエンジシ、バット（かみつく）、相手のシェイミ、フーパの展開を止めます。ギラティナの特性が消えてしまうのと、打てるタイミング（余裕）が少ないのと枠の関係で1枚に。
（4枚入れる方がいます。私にはとても真似できません）
相手がギルガルドの場合はワンパンしないと意味がないので（AZで引き上げられる）、大抵の場合ベンチを倒し行くのでさほど必要ではありません。

＊あなぬけのひも
2枚採用している貴重なカードです。カバルドンやレジアイス、ジラーチ（プロモ）などワザの効果でEXからの攻撃を無効化される場合、フラダリかあなぬけで相手を入れ替えるしか攻撃手段がありません。

＊ヘッドノイザー
M進化ポケモンにソウルリンクを貼らせず、なおかつ1エネ多く要求するウザい事この上ないカード。1エネ多く要求すると、イビルボールの打点が上がりますね。
ただし、対ライボルトでじゃんけんに負けて先にハチマキを貼られると厳しくなりますので、そうなったらベンチのライボルトにノイザーを貼って、前はM進化してこないと思うので、こちらもハチマキなしのブルブルパンチから、ギラティナにスイッチしましょう。（ライボルトにソウルリンクを貼ってくれるとまだマシなんですけどね！）
対闘戦はルカリオに貼りたい。ルチャブルさえ始末すればギラティナを一切使わなくても勝てます。
M進化がいない場合も、シェイミに貼って、スカイリターンで逃げるのを防ぎます。
闘、ライボルト軍団に対抗するための必須カードにして、個人的に好みのカードです(^^♪

＊エネルギー付け替え
相手に打点の計算、次のワザへの起動判断を狂わせるカード。一気にイビルボールで倒してしまう場合や、ガマゲロゲに移動して逃がす時にも使います。1エネ貼ってあるギラティナに付け替えて、カースウィールする場合も稀にあります。
でも最大の狙いは闘エネをベンチのギラティナに貼っておいて、一気にレジロックを起動する事です。

＊先輩と後輩
上述のレジロック起動やWドラゴンを持って来たり、その時によって持ってくる用途は変わりますが、やはりレジロック起動が本命でしょう。

＊色の消えた街
中打点のイベルタル、ギラティナをサポートする貴重なカード。特にゲンシグラードンは格好のお客さん(^^♪

＊サイレントラボ
ギラティナの特性を否定する様で、一見何のためのカードかと思う方もいらっしゃるかと思いますが、対ギルガルド戦でブルブルパンチ0点を2回やって、ラボを貼ってカオスウィールです。（ただしエネを貼らずにバトル場にいた場合はAZで引き上げられてしまうので注意。）鋼以外でも、先行を取った時に出すのも有効ですね。（ターボブレイズやドラゴンロードを止めます）

＊エネルギーの枚数について
特殊エネが8枚入っています。多すぎると思う方もいるでしょうが、これが改造ハンマーに打ち勝つ方法と思いました。W無色とWドラゴンを均等に割ってもらうような貼り方を心がけます。相手は必ずWドラゴンを割ってきます。だから先にW無色を貼った方がいい時があり、プレイングスキルが問われます。改造ハンマーは2枚くらいでは何ら恐れることはありません。ジラーチの方がよっぽどキツイです。
ただ、イベルタルメインで戦うならほっておいても構わないですが、ベンチの特殊エネ付きのポケモンを呼ばれて粘られる時があるので注意。


＜最大の構築ミス＞
まあこれは構築ミスというのかどうかは分かりませんが、メタ読み的にもう少しM進化（白レック）や闘、バットナンスゲンガー、行進その他が多いと思ったのと、1日に黄色に4回もあたると思わなかったので、構築を雷（ライボルト）寄せにしなかった事です。
具体的にはレジロック2枚、闘2枚で、ギラティナにさいている7枚を薄くしたらよかった。
改造ハンマーが3枚、あるいはジラーチが入っている上級プレーヤーさんには結局は何枚Wドラゴンを入れても間に合わない（手札に引き込めない）からです。
逆に言うと、ブルブル→ギラティナの流れがきっちり出来ていれば、Wドラゴンは4枚もいらないのです。
それと、色の消えた街は2枚もいらない。上級プレーヤーほどM進化しないし、M進化してくる時は勝ちを読み切った時だからです。
このデッキへの対処法を知らない方には色の消えた街は刺さりますが、失礼ながらそういう方であれば、そんなスタジアムはなくても勝てます。
シャドーサークル4枚はダメ。カオスウィールがきっちりと打ててこそのスタジアム。
ギラティナもイベルタルも両方共の弱点が消えますが、結局はスタジアム割られてイベルタルは倒されます。
コンセプトであるガマゲロゲからギラティナ起動は、最悪の場合ルチャブルでは2ターンしか持たないし、ライボルトではハチマキかけるけるで40、80＋80で3ターンでおしまいです。（実際には2ターン、先1ではWを貼らないため）
まあお相手がブン回らなければこのコンセプトでも十分通用するとは思いますが（グッズロックがかかっているため）、こちらが事故ること（ロック中にギラティナを作れない）もありますので、レジロックの方が勝負が速いです。
まあ一応黄色に2回勝ってるので、このままでもいいかもしれませんが・・・。

このデッキは関ジェネで優勝を目指したデッキではありません。“決勝とーなめんと”に出るためのデッキですので、大目に見て下さいね。

以上、普段のジムバトルでの使用でも実戦上でもあまり事故るという事はなかったです（関ジェネの予選最終戦で事故ったケド）。白レックが強烈なスピードで来たときは負ける時があります。それはどんなデッキでもそうですけどね！